PLフィルターを使ってみよう！！
さて、そんな時にオススメするのが「P.Lフィルター」です。
被写体の表面反射を抑えるP.Lフィルターは、コントラストを強調する効果があり色鮮やかに作品を仕上げてくれます。
さっそく、P.Lフィルターを使用した写真と、使用していない写真を見比べていただきましょう。
【PLフィルター使用】
【PLフィルター無し】
この2つの画像は、同じ色温度設定で撮影したものです。
青空の違いが一目瞭然です。
フィルターを使用せず桜を撮影すると、淡いピンクの花は光の反射によって白ぽくなりがちですが
PLフィルターの反射を抑える効果によって本来の鮮やかな色に近づける事もできました。
デジタルカメラが主流の昨今、RAW現像を使えば、色味の調整ぐらい簡単！
と仰る方もいるかもしれませんが、ガラス越しでの撮影はどうでしょう。

【PLフィルター無し】
水族館などガラス越に撮影する場合はガラスに密着して撮るのがセオリーですが、
密着できない状態で撮影すると背後の光や陰がガラス面に写り込んでしまうことがあります。
これをパソコンで補正するのは大変です。
【PLフィルター使用】
PLフィルターの反射を抑える効果は、このような厄介な写り込みも除去してくれるのです。
動物園や高層ビルの展望室などにお出掛けの際はPLフィルターをお忘れなく。
■PLフィルター使用例
【EXUS PL使用】使用機材：Nikon D4s +AF-S 24-70mm F2.8G ED
好天の日でも実際に撮影に出掛けると、霞がかかり白くなってしまうこともしばしば。
こんな時でもPLフィルターが重宝します。PLフィルター効果で花の鮮やかさを引き立てることができました。
【EXUS PL使用】使用機材：Nikon D4s +AF-S 24-70mm F2.8G ED
観覧車のガラス越での撮影では空の青さがさらに強調され、遠景まではっきり見る事ができました。
周囲を鉄骨でかこまれた観覧車は注意しないと窓に鉄骨が写り込む事がありますが、これもしっかりカバーしてくれます。
【EXUS PL使用】使用機材：Nikon D4s +AF-S 24-70mm F2.8G ED
露出をプラス寄りに振ってもメインの被写体の色がしっかり残ります。春の暖かさを演出するのにも便利です。
P.Lフィルターのメリットをご理解いただけたら、当店からオススメの「P.Lフィルター」を2種類ご紹介いたします。
1つ目はmarumiのフラッグシップフィルター「EXUS」シリーズです。
「EXUS」の特徴である優れた帯電防止と撥水・防汚コーティングが施されているのはもちろん、
表面反射の低さも群を抜いています。
さらに見逃せないのが、偏光膜も他のシリーズより高透過のものを使用しているということ。
上記の写真でもガラス面の濃さの違いがお分かりいただけると思いますが、これにより偏光効果はそのままに透過率が約30％もアップ！
ファインダーを覗いた瞬間、ファインダー内の明るさの違いを感じていただけます。
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そしてもう1つは「マップカメラオリジナル Wide MC-CPL」です。
広角レンズ使用時でもケラレにくい薄枠構造でフィルター枠に刻印の無いシンプルなデザインのフィルターです。
こちらはとにかく安い！他の商品の半額に近いお値段です。これならレンズの口径に合わせて複数枚購入できます。
オリジナルブランドといっても中身は、EXUSと同じmarumi製ですのでご安心を。
オリジナルフィルター製作の様子はコチラ →
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最後にP.Lフィルターの保管で注意して頂きたい点を。
P.Lフィルターに使用されている偏光膜は、紫外線等を受ける事によって劣化し効果が薄れてしまいます。
左から順に【劣化してないP.L】、【劣化がみられるP.L】、【P.L未装着】です。
劣化したP.Lフィルターでは、コントラストはそこそこ高いものの赤みがかった写真になりました。
フィルター面からも劣化している方（写真右）が赤みがかっているのが分かります。
皆様のフィルターは大丈夫でしたか？
くれぐれも蛍光灯下等に置きっぱなしにはせず、保管する際は付属のケースに仕舞うように心掛けてください。
それでは、楽しい撮影をお楽しみください！！
